書面添付制度とは、その概要とメリット

書面添付制度

書面添付制度とは、税理士または税理士法人が、税務申告にあたって申告書の監査をしたという証明書を申告書に添付して提出できる制度のことです。


書面添付制度を利用するメリットとは

  • 書面添付制度を利用すると、いきなり税務調査に来られることがありません。また、税務調査が省略になることがあります。税務署が税務調査をしたい場合には、調査の前に税理士に「意見聴取」をしなければならないと税理士法に定められているからです。この意見聴取で税務署が税理士の回答に納得すれば「調査は省略」されます。
  • 税理士が申告書の内容を保証しているになり内容の正当性が保証され、税務署の調査部門が行う申告書審査(調査選定を含む)の結果を良い方に左右します。
  • 書面添付制度を利用していると、金融機関から融資を受けるときに、審査期間の短縮や金利の優遇が期待できます。
  • 書面添付制度が利用されていると税務署にとっては面倒なので、同じような申告書の内容の場合、税務調査制度を利用していない企業が税務調査対象先に選ばれる可能性が高くなります。

書面添付制度の利用上の注意点

  • 書面添付制度で行われる意見聴取は「調査について事前に通知する場合」に限られており、無予告調査は対象外です。
  • 添付される証明書内容が適正に記載されてない場合は、書面を添付したとは認められず、また、税務調査省略を狙っただけと悪い印象を税務署に与えます。
  • 前年まで書面添付制度を利用して、今年書面添付制度を利用しないと税務署に悪い印象を持たれる可能性があり継続して利用することが必要です。

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