年に一度の確定申告、もしかしたら自分が払いすぎていた税金が返ってくるかも?今回は確定申告が必要な人不要な人についてセンセイに解説してもらいました!

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アオイ

大手商社の受付として5年勤めたが、個人としての経験を積んでみたいと、3ヶ月前にフリーライターとして開業。大学の先輩にあたるタクヤに相談を持ちかけ、個人として必要なことを日々勉強中。

タクヤ

父の会社に勤めていたが、3年前に個人としてスタートし、1年前に法人化を果たした。経理に関する知識は一通り身についているが、まだまだ細かいことが分からないのでセンセイにお世話になっている。

センセイ

品川区にある会計事務所スタートラインで活躍する会計のエキスパート。またタクヤの顧問税理士でもある。今回はアオイとタクヤのために人肌脱ぐことになり、正確かつ迅速に受け答えを展開していく。

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突然だけど2人は、確定申告って知ってますか?

知ってるよ〜あのめんどくさいやつね

毎年確定申告はちゃんと行ってるよ!起業したら節税する為にも確定申告は行わなきゃいけないしね。

まだ起業して3ヶ月だからしたことはないけどしなきゃいけないんだよね…

めんどくさくてもやらなきゃいけないんだしアオイもきちんとこれから確定申告やらないとだぞ!

うん。だからこの機会にきちんと確定申告のこと学びたいな。

そうですね、じゃあまずは確定申告の意味から始めましょう!

確定申告とは?

「毎年1月1日から12月31日までの1年間に得た全ての所得を合算して、税額を計算し、申告・納税する手続きのこと」

こんな感じ。
つまり「一年の最後に前払い・後払いした所得税の精算」のことをさすんだよ!

ってことは、確定申告は税金を払いすぎていたらお金が戻ってくるし、納税額が足りていなかったらこちらが払わなきゃいけないってこと?

そういうことだね。でもそしたら会社に勤めている人はもともと税金が引かれてるし必要ないってことじゃない?

いや、そうでもないですよ!
将来、退職や遺産を相続した時、副業をした時なんかに確定申告が必要になることがあるんです!しかも、確定申告をしなければいけないのに行わないと重い罰則を科せられる可能性もあるんですよ。

それは大変!じゃあみんな確定申告を行わないといけないの?

いや、確定申告が必要な人と不要な人どちらもいますよ!だから今回は必要な人と不要な人の条件を見ていきましょう!

まず、確定申告が必要な人には、確定申告をしなければならない人と、確定申告をしたほうが得をする人がいるんだよね?

そうです。まずは確定申告をしなければならない人から見ていきましょう!

確定申告が必要な人は?

  1. 給与所得者の場合
  2. 公的年金のみの収入者の場合
  3. それ以外の収入者の場合

3パターンあるんだね。それぞれ何が違うの?

まず給与所得者はこの人たちが対象になっています。

1.給与所得者の場合

  • 給与収入が2000万以上の人
  • 給与や退職金以外に不動産収入、配当収入、雑収入などの副業の所得の合計が20万円以上の人
  • 給与を2つ以上の会社から受けていて、年末調整を受けていない会社からの給与収入と不動産収入、配当収入、雑収入などの合計が20万円以上の人
  • 給与から源泉徴収をされていない人

わかった!

案外結構細かいんだね。じゃあ公的年金のみの収入者は?

この人たちの条件はこの1つだけです。

2.公的年金のみの場合

  • 公的年金の収入から医療費控除や社会保険料などの所得控除額を差し引いて残高がある人

※公的年金の収入が400万円以下で源泉徴収されている場合は不要

※の人は要注意だね

じゃあ最後にそれ以外の収入者の人たちか。
まず、それ以外の収入者の人たちってどんな人?

それ以外の収入者は事業所得や不動産所得がある人のこと…だよね?

そうです。この人たちの条件も1つだけですよ!

3.それ以外の収入者の場合

  • 所得金額の合計額から所得控除額を差し引いて、所得税額を計算して、さらに所得税額から配当控除額を差し引いて残高がある人

少し難しいね。

はい。ちなみに公的年金者がその他の所得もある場合はまた違いますよ!
公的年金の収入が400万以下で源泉徴収されていて、その他の所得の合計額が20万円以下だったら確定申告は不要になるんです。

これらに当てはまっている人は、確定申告を受ける義務がある人だから要注意だね!

忘れないようにしなきゃね

税金は払いすぎていたら戻ってくるし忘れずにしに行こう!

じゃあ次は確定申告をしたほうが得をする人は?

条件は大きく分けて5つありますよ。次ページのまとめを見てみましょう!

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