相続税に強い税理士の見つけるポイントを伝授します!

この間知り合いの税理士さんと相続の話になったんだけど、相続税に関しては税理士の力量次第みたいなこと言ってたんだけどほんとなのかな？

はい！たしかに相続税は税対策の中でも非情に専門性が高く、税理士次第で納税額が何倍にも変わるとも言われています。ですから、普段からお世話になっている税理士さんがいても、相続になった際は慎重になる必要があります。

ほんとですか！ちなみになんですが、センセイはどうなんですか？

幸いにも相続は私の得意分野です！安心してください。

センセイを選んで良かった〜。

相続に強い税理士を選ぶポイント

それでは相続に強い税理士を見つけるには、どのような点に着目して探せば良いのでしょうか？
注意しておくべきポイントや、押さえておくべきポイントを項目ごとにご紹介します。

相続税対策に力を入れている事務所であるか

相続税対策のエキスパートであるかどうかをまず確認してください。税理士の先生一人の事務所であるなら相続を専門に扱っている事務所であること、税理士法人などの大きな事務所であるなら相続税対策の専門の部署やチームがいることをチェックします。
相続税の専門家であれば相続案件を月5件以上取り扱っていると思われるため、年間の相続の取扱件数を確認してみると良いでしょう。

相続税対策をどこまでカバーしてくれるのか

相続税の対策と一言で言っても様々な手順があります。
ざっくり以下のような手順・対策があります、必要に応じてこれら全てをカバーしてくれているか、契約前に必ず確認をしておきましょう。

財産(特に不動産等)の評価額の算定

評価額の算定は誰がやっても同じという訳ではありません。評価の減算対象となるものの見落としがないか、うまく適用できるかで評価額は変わってきます。申告実績を基準にしましょう。

遺産分割の段取りを組む

相続税の納付額に大きく影響をしてくる部分です。また、不動産について売却という手段に固執していないかもぜひチャックしておくと良いでしょう。（中には不動産会社と手を組んでいて、そこに不動産を売却させ手数料をもらっている事務所も存在します）

特例制度活用の考察

相続税の計算上有利になる特例がいくつも存在します。これをうまく活用できるかにより相続税の納付額は大きく変わります。こちらも申告実績を基準に確認しておきましょう。

税務調査対応

税務調査が入った時に立ち会ってくれるのか、また立会いの実績は豊富かどうか必ず確認しておきましょう。また書面添付制度という、一定の監査書類を申告書と一緒に提出することで税務調査が入りにくくなる制度があります。必ず税務調査が防げるものではありませんが、まずは税理士に問い合わせがいくような制度ですので、書面添付制度を利用できるかも併せて確認してみると良いでしょう。

税理士や担当者と自分自身の相性がいいか

見落としがちですがこれは非常に重要なポイントです。こちらが気になっていることを萎縮せずに話せるくらいでないと、何か見落としが発生してしまうこともあり得ます。確認すべき点は以下になります。

• 高圧的な態度をとっていないか
• こちらが質問した内容に対して親身になって答えてくれているか
• こちらの聞きたいことを理解してくれた上で、要領を得た答えを返してくれるか

とても基本的なことですが、円滑なコミュニケーションが取れることはまず一番に重視すべきポイントと言っても過言ではありません。