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20代・30代で起業した時のデメリットは以下の通りです。
20代・30代の起業家は、40代以降の起業家に比べてスキルや知識が足りません。これは、人生経験が違うので仕方がありません。
しかし、この事実にあぐらをかく事なくスキルや知識が足りない事を自覚し起業する事で、成功可能性はずっと高くなるでしょう。
20代・30代に限った話ではありませんが、若年層は40代以降の起業家を志す人に比べてお金がありません。したがって、アイディアがあってもできる事業が限られてきます。
したがって、お金がない場合は、資金調達をしましょう。資金調達は、銀行やベンチャーキャピタルなどから融資や出資を受けることで解決できます。しかし、それには、事業計画書を策定する必要があります。
「人脈は財産である」
上の言葉を営業経験がある人なら誰しも耳にしたことがあるのではないでしょうか。人脈は起業家にとって生命線とも言えるもので、人脈が多ければ多いほど事業を成功へと導きやすくなります。
例えば、従業員1人雇うにしても起業したばかりの会社では信用がないため、なかなか正社員として来てくれる人が少ないでしょう。しかし、人脈からの人づてならば従業員を雇いやすくなるかもしれません。これは、取引先でも同じことが言えます。
20代・30代は、40代以降の人に比べて特に人脈が少ないので増やすように心がけましょう。
20代・30代の人は、さしたる実績や資産を持っている人が少ないので信用のない人が多いです。
信用とは、実績や資産から発生するものと言われています。例えば、銀行がお金を貸す時に、「1度借金をしたがすべて返済した実績がある人」と「1度も借金をしたことがない人」とでは、「1度借金をしたがすべて返済した実績がある人」の方が、信用の高さから利子が安くなります。
また、持ち家のある人と持ち家のない人とでは、持ち家のある人の方が信用があります。
なぜなら、持ち家を処分しお金に換えることで、借金を帳消しにできるからです。
信用は、実績や資産、経歴などから発生するものなので、若年層が、取引先から信用がないとみなされるのは当然かもしれません。信用がない場合の解決方法は、人脈を使い実績を築き上げていくことです。
高校を卒業したばかりの高校生や大学を卒業したばかりの大学生が起業を始めると、新卒として入社ができません。
日本には新卒カードと言う、卒業したばかりの大学生が、自分の実力以上の会社に入社できる習わしがあります。したがって、新卒を逃すと安定した大企業に入社することが難しくなります。
新卒で入社し定年になるまで働く終身雇用は、今の時代でこそ薄まっていますが、それでも日本では根強く残っている考え方です。
起業により、新卒カードを失うのは手痛い事態です。
今までは若年層の起業について触れてきましたが、次は40代以降の起業について触れていきます。
40代以降は、知識やスキル、人脈だけでみると若年層よりもずっと起業に成功する可能性は高くなるでしょう。しかし、40代以降の起業については、背負っているもので起業の質が大きく状況が変化します。
もし、家族がいる場合は、脱サラをして起業をしても失敗することはできません。なぜなら、家族が路頭に迷う事になるからです。したがって、貯蓄が一気に尽きるような大きな投資はできないでしょう。
対して、家族がいない場合は、守るものが自分だけですし、貯蓄も充分あることでしょう。したがって、投資額に怯える必要はありませんし、起業に真摯に向き合うことができます。
家族がいると失敗できない分がむしゃらに起業に向きあえますし、家族がいなければ守るものがないので仕事がおろそかになるかもしれません。どちらも一長一短ですが、40代以降の皆さんは、以下のメリット・デメリットを把握し、何が大切で何が幸せに繋がるのかを考えた上で起業に向きあいましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・人脈がある ・信用がある ・結婚していて子供がいる ・資金がある ・スキルや知識がある | ・体力健康面で懸念がある ・失敗時に再就職しづらい ・支援が手薄い |
さて、年齢別で起業のタイミングを見た時のメリット・デメリットについて解説をしました。
20代・30代・40代以降には、それぞれにメリットデメリットがあって、どのタイミングがベストだとは言いづらかったね。
まぁ、ってことは「起業したい」って気持ちがピークの時に起業するのが一番いいタイミングなのかもね。
起業はサラリーマンと違ってあなたのモチベーションが経営に大きく影響します。したがってやる気のある時が一番のタイミングなのでしょうね。
よくわかった!センセイ、ありがとう!
いえいえ、ただ、やる気があるからといってデメリットやリスクを考えずに起業をするのは危険ですよ!最低限、自分が起業した時に武器となるメリットや足かせとなるデメリットはしっかり認識しておきましょうね!
は〜い!
事業計画書策定に関する詳しい記事は以下のリンク先に詳しく載っているのでよければ見ていってくださいね!