「起業してみたいけど反対されるしどうしよう…」なんて思っている方に、いかに女性が起業に向いているのかをセンセイに解説していただきました。

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アオイ

大手商社の受付として5年勤めたが、個人としての経験を積んでみたいと、3ヶ月前にフリーライターとして開業。大学の先輩にあたるタクヤに相談を持ちかけ、個人として必要なことを日々勉強中。

タクヤ

父の会社に勤めていたが、3年前に個人としてスタートし、1年前に法人化を果たした。経理に関する知識は一通り身についているが、まだまだ細かいことが分からないのでセンセイにお世話になっている。

センセイ

品川区にある会計事務所スタートラインで活躍する会計のエキスパート。またタクヤの顧問税理士でもある。今回はアオイとタクヤのために人肌脱ぐことになり、正確かつ迅速に受け答えを展開していく。

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みなさん、今回は女性の起業についてご紹介します。


お、私のことだね!


そうです!「起業したいけど、私は女性だからやめておこう」と消極的な考えをお持ちの方はいらっしゃいませんか?


反対意見も多いだろうし、起業に踏み切るのは勇気がいるもんな。


はい、しかしその考えはいますぐ捨てましょう!


女性は男性より、繊細で周りに気がつく人が多いから、男性よりも起業に向いてたりもするんだよね!


はい!今回は女性が起業した際のメリット・デメリットを始め、陥りやすい失敗からオススメの起業アイデアまでをご紹介します!少しでも起業に興味のある女性の肩がいらっしゃったら、ぜひ活用してみてください!

女性起業の今

家電や保育施設の充実により女性の社会進出が進んでいる現在、「女性起業家の数はかつてより上向いているはずだ」と思われている方も多いのではないでしょうか?

しかしながら、女性起業家の数は年々減少する一方です。
それは、起業家自体の数が減っているせいでもありますが、何より女性の起業に対していいイメージを持っている人が少ないからです。

したがって、周りからは起業を阻止されるような意見をたくさんもらうことでしょう。
あなたを心配して起業を阻止する意見をくれる人もいますが、それを鵜呑みにはせずに検討するようにしましょう。

起業家の男女比

起業家の男女比については、表の起業家割合(男性)と起業家割合(女性)を確認すると、どの調査対象年も7:3程度で収まっています。しかし、女性の社会進出が叫ばれている現在において、起業家女性の割合が増えていないのは少し意外ですよね。

調査対象年起業家総数男性起業家数女性起業家数起業家割合(男性)起業家割合(女性)
2002年383,000人264,653人118,347人69.1%30.9%
2007年346,000人249,466人96,534人72.1%27.9%
2012年306,000人217,872人88,128人71.2%28.8%

※中小企業庁 中小企業白書2017(平成29年8月2日更新分)

女性起業のメリット

女性起業のメリットといえば、女性ならではの能力を使い事業を行えることではないでしょうか?
女性ならではの能力は、以下の通りです。

  • 並列して作業をすることができる
  • コミュニティーでの過ごし方が上手

並列して作業することができる

女性はマルチタスクが得意で、男性はシングルタスクが得意という言葉を耳にしたことはありますか?マルチタスクとは、同時に複数の作業をこなすことができる能力のことです。
対して、シングルタスクとは同時に複数の作業ができません。

想像の通り、起業家の仕事は多忙を極めます。
多忙のため、マルチタスクは仕事を効率的に処理する上で魅力的な能力の1つです。

コミュニティーでの過ごし方が上手

女性は協調性があり、コミュニティーの過ごし方に優れています。起業家にとってコミュニティーは生命線の1つで、あらゆるコミュニティーに所属し、仕事を確保しなければなりません。したがって、コミュニティーの過ごし方が上手なことは、起業家にとって大きな武器になります。

また、新規営業行っても、女性ならではのイメージの柔らかさで、営業先に警戒されづらいところはありがたいですよね。

これは起業をしてからすごい思うね。女性は雰囲気が優しいから契約とか取りやすいんだよ!ずるい!


確かに、男の人は怖いって印象抱かれることあるもんね。


お客さんと直接話したり、取引先があるような事業にすると効果的ですね!

女性起業のデメリット

女性起業家のデメリットは以下の通りです。

  • 「女性は女性らしくあれ」という固定観念
  • 体力がない

「女性は女性らしくあれ」という固定観念

日本は男性社会です。そして、日本には、女性は女性らしくあれという固定観念が根強く残っています。つまり、仕事は男性がして、女性は家に入り家事をしなさいと言った考え方です。

今でこそ、このような固定観念は薄れてきていますが、それでも子供から大人まで脈々と受け継がれている考え方です。あなたの起業を阻止するのはこのような考え方を持っている人なので、十分注意をしましょう。

体力がない

起業では体力がものを言います。多忙を極める起業で最後に頼れるものはあなたの信念と体力のみです。体力については、起業前でも起業後でも向上させることが可能なので、常に意識するようにしましょう。

根性論を振りかざすスポ根漫画のようですが、体力のない人にとって、体力は仕事の邪魔をする要因であることは間違い無いので、十分気をつけてくださいね。

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